病院内でもカルチャーショック!子供の入院生活inスイス(完了編)

안녕하세요~アンニョンハセヨ~こんにちは

今回の投稿は、前々回からの続きの完了編になります。
前編、後編から読まれる事をお勧めします👇
事前に防ぎたかった!家庭内で一瞬のうちに起こりうる子供の事故(前編)
我が子に起こった火災事故!病院に着いてからが大変だった(後編)

⚠️子供の火傷治療の痛々しい画像があります。苦手な方はお控えください。

入院当日

同室には娘と同じくらいの2歳近い女の子と、1歳過ぎの男の子、そして8歳くらいの女の子がいました。やはり子供の火傷専門の医師達が揃う病院なだけあって同じ部屋の子も皆、火傷を負っていました。

中でも8歳くらいの女の子の火傷はひどく、ほぼ身体全身に重度の火傷を負ったようでした。それでも彼女はすごくフレンドリーに話しかけてきました。

女の子:『この子は何歳?この子はどうして火傷しちゃったの?』
:『熱いお茶がこぼれちゃったんだよ。あなたも大変だったんだね。』すると女の子は一瞬何かを考えるように黙った後続けて、
女の子:『知らないおじさんが私に火をつけたの』と言いました。少し驚きましたが子供の話だし、あまり深く考えず、きっと事故か何かだったんだろうと思い『辛かったね、頑張ってるね。これからよろしくね。』と声をかけました。

後々知った事なのですが、その女の子はチューリッヒから遠く離れた街で起きたある事件の被害者でした。その事件とは

ある男が電車の中で急に乗客にガソリンをまきちらし、火をつけた事件。

女の子の火傷の状態はひどく、もう何度も手術を受けてるとの事でした。その子ももちろんですが、その子のお母さんの心境を考えると、居た堪れない気持ちでいっぱいでした。

娘はと言うと隣のベットにいた同じくらいの年齢の女の子とすっかり仲良しになっていました。

移植手術当日

2019年2月17日、手術当日。この日も全身麻酔を使っての治療になるため、朝から飲食禁止。麻酔を入れる前に安定剤を打たれていた娘は、とろーんとした目で、ぼーっとしたり、ヘラヘラ笑っては急に歌い出したりとまるで酔っ払っているみたいでした。

午前11時、麻酔科に呼ばれ『今日は大きな手術になりますが、娘さんは眠っている状態で、痛みを感じないので大丈夫ですよ。もうご存知だとは思いますが、麻酔が入ると痙攣するように見える事がありますが、心配いりませんよ。娘さんが眠ったらキスをしてあげてから、病室で待っていてくださいね。』そう言われ麻酔が入り、ゆっくり目を閉じる娘。自分の意思で眠りにつく感じではないからなのか、なぜかこの瞬間を見るのが本当に辛かったです。

頭の皮膚から移植するので髪の毛は一部だけ剃るとの話でしたが、正直どれくらいの範囲なのか、全く想像がつきませんでした。

約2時間後、娘の手術が終わり、待機室(麻酔から醒めるまで心音などを確認する部屋)へと呼ばれ、そこでまだ麻酔が効いて眠っている娘の姿を見た瞬間、涙が溢れました。

麻酔が効いていたとは言え、この小さな身体に一体どれだけの負担がかかっただろうと思うと、かわいそうで、守ってあげれなかった悔しさがまたこみ上げました。

頭の皮膚を切り取ったであろう部分の顔まわりは晴れていて、腕には治療部分を動かせないように、見るからに不便そうなギブスが巻かれていました。

40分くらいしてゆっくり目を覚ました娘に『よく頑張ったね、痛くない?』と声をかけると、まだぼーっとしていて反応せず、数分後『お水飲む?』という問いかけに静かに頷きお水を飲み始めました。

その日は1日中鎮痛剤などを投与されていたため、大人しく、寝ては目覚めて水を飲むを繰り返していました。

入院生活

スイスの入院生活の中驚いた事は、病院食エネルギーをつけさせるためなのか、ただ面倒なだけなのか、2週間近い入院生活中、朝ごはんは大体いつもパンにヌテラヘーゼルナッツペーストをベースに砂糖、ココアなどの材料を混ぜ合わせた、チョコレート風味の甘いスプレッドにヨーグルト+チョコミルクドリンク超甘々朝ごはん。美味しいんですけどね。ヌテラのイメージ図👇

まだ娘にチョコレートなどをあげた事のなかった私はびっくり仰天。しかもひどい日には朝と夜で同じチョコ三昧メニュー。旦那も流石にこれにはため息。わざわざ家で私たち用のご飯を作ってお見舞いに持って来てくれていました。


何より驚いたのが向かいのベットにいた1歳くらいの男の子。両親は机の上にコーラやらファンタなど数々の炭酸飲料を並べて子供にどれを飲みたいか選ばせていました。その両親は親切から自分たちの息子にあげていたチョコレートを娘にもくれようとしましたが、丁寧にお断りした所『でも先生達がチョコレートをあげると良いって言ってましたよ』って・・・

確かに他に何も食べられないなら、体力が落ちるよりは少しでもエネルギー源になるものを食べるべきかもしれませんが、娘は十分おにぎりなど、普通の食事を取れていたので・・・

やはりお断りしました。

手術後、娘は何事もなかったかのように元気で、絶対安静なのに隣のベットの子とベット越しに遊んだりジャンプしたり動かしてはいけない腕をぶんぶん振ったりと・・・私も相手のお母さんも、気が気じゃありませんでした。なんとか止めようとはするものの、一旦やめてはまた繰り返す。

入院中は外出禁止という事もあり、子供達も暇を持て余していたんでしょう。そのうちあんなに頑丈そうなギブスもずれてきては、また付け直すの繰り返し。傷が開いてしまうのじゃないかと心配で仕方ありませんでした。

でも心配とは裏腹に、順調に回復。2週間を見ていた入院ですが、順調に回復しているとの事で、数日早めに退院する事ができました。

その後の治療方法は、1日2度、朝と夜に火傷部分に軟膏クリームを塗り10分ほどマッサージそれ以外は1日中腕の移植部分を圧縮させる手袋のようなものをつけ続ける治療を約1年半続けました。

大人でも嫌気がさすようなこの治療を、娘は嫌がりもせずにしっかりと受け入れ、1年半という長い間、よく乗り切ってくれました。

3年が経とうとする今、娘は周りの子供達に『ここどうしたの?』『痛い?』と聞かれても首を横に振り、火傷部分を隠そうとしますが、もう火傷事故の事はほとんど覚えていないようです。

傷跡はと言いますと、手術直後に比べてすごく綺麗になりましたが、やはり痛々しい火傷の跡として残ってしまっています。

すごく綺麗になった。これ以上綺麗になる事はないが、今後この子が大きくなってから、もしも望むなら皮膚をより綺麗にする方法はたくさんありますよ。

と医師達は言っていました。


子供達の事故は本当に一瞬の間に起こります。まさかこんな事で・・・と、予想もしていなかった所で。

事故後は旦那も私も、熱いものには、ものすごく敏感になっています。

家族で鍋をする時や、熱いものが机の上にある場合は、子供達を一番遠い席に座らせ、料理中は子供達をキッチンに入れないようにしています。子供達が起きている間熱いお茶はほとんど飲まなくなりました。お客さんへのおもてなしで飲む場合は、子供達とお茶から目を離さないようにしています。

それでも、ハッとした瞬間に起こるのが不慮の事故です。
もしも、同じような経験をされたご両親は、自分達を攻めすぎず、今後も、大事な子供達を守っていけるよう、お互い最善の注意を払っていきましょう!

完了編終わり

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