我が子に起こった火傷事故!病院に着いてからが大変だった(後編)

안녕하세요~アンニョンハセヨ~こんにちは

今回は前回の続き、”家庭内で起こりうる子供の事故”(後編)です。
まだ前回の投稿を読まれていない方は、そちらの方から読まれる事をおすすめします👇

事前に防ぎたかった!
家庭内で一瞬のうちに起こりうる子供の事故(前編)







つづき〜

病院到着

救急車に乗ってから約25分後、Zürich Kinder Spitalt:ヒューリッヒ・子供・病院の緊急病院に到着。ヒューリッヒ・子供・病院は、子供の火傷専門チームが揃う、スイスで一番大きな病院です。火傷を負った子供達は、スイス全土からみんなここに運ばれてくるそうです。

病院の一室で処置を待つ間、今にも張り裂けそうなくらい膨れ上がった水泡が破れないよう、腕を動かさないようにと注意され、
私:『お手手、痛い痛いしちゃったからね、先生に見てもらうまで、これ(水泡)が壊れないこうに、お手手は動かさないようにしようね。』と言うと、
娘:『お茶はアチチだから触らないね』『いっぱいアワ(痛い)しちゃったね』など、落ち着いて会話ができるまでに安定していました。

何より、こんな小さな子に何時間もじっとしてろという方が無理な話。腕が気になって触りたがったり、動きたがる娘を、必死でなだめる苦痛な時間が続きました。30分、1時間と待ってもなかなか処置をしてもらえない。その間、数十分寝ては、また目覚めて『おうち帰りたい』と言う娘。『もうちょっとだからね、ネンネしてていいよ。』と声をかけ続けるしかありませんでした。

時間はさらに経過、待てども待てども順番が回ってこない。緊急病棟なだけあって、娘よりも重篤の患者を優先され続る。

頭では理解していても、もどかしさと、娘を優先して欲しい気持ちでいっぱいで、看護師さんを見るたび『今すぐに治療してください!!』としがみつきたい心境でした。

処置をする際に麻酔をする必要があるため、飲食禁止。時刻は夜中の2時にさしかかろうとしていました。旦那は、まだ濡れたままの服を着ていた私の着替えや、娘の必需品を取りに一旦帰り、その間、娘もようやく眠りにつきました。

待っている間、不安ともどかしさから、日本の実家に連絡。
『辛いけど、もっと大事に至らなくてよかったと思って、自分達を責めないで、今はKちゃんを不安にさせないように見守ってあげてね』との両親の励ましに私もようやく少し落ち着く事がでたように思います。

処置を待っている間にも、なんども看護師さんが入れ替わり点検しに来てくれました。その度に、私も旦那も『どれくらいひどいのか』『跡は残りそうか』と、同じ質問を繰り返し聞いていました。

看護師さん達は皆『見てきた火傷の中でもマシな方。お茶がそこまで熱くなかったんだろう、これが大人だったらこうはなっていなかっただろうけど、子供の皮膚は大人の皮膚より弱いから、ここまでひどくなったのだろうと。』

実際娘をとっさに庇った時に旦那の手にもかかったのですが、赤くなっている程度の火傷でした。

最終的に、病院到着から6時間後、ようやく娘の順番が回ってきました。医師による説明では『見る限りはそこまでひどくないが、水ぶくれの下の皮膚がどんな状況か、再生可能なのかは、今の段階では判断しかねるのでとりあえず、今日は火傷の応急処置をとって数日間経過を見ましょう。』と説明されました。

娘の火傷の状態

火傷の中でも中間あたりの2度熱傷
2度は多くの場合、水疱ができます。そして、2度のなかには浅達性2度熱傷(浅いもの)深達性2度熱(深いもの)が存在します。

この境界が非常に微妙で判断が難しいそうです。浅いものは水ぶくれの下でおよそ2週間以内に自然に治癒します。この場合、色素沈着(皮膚が茶色くなる)や逆に色素脱出(皮膚が白くなる)が生じる場合がありますが、治ったあとの赤みは時間をかけて消えていきます。

2度の深いもの皮膚の表層が壊死になってしまうので、治癒に時間がかかります。3~4週間程度かかるのがこの深い2度熱傷です。この場合、多くの場合は傷跡として残ってしまします。

特に幼い子供や老人の場合、事故後数日の治療の過程で、浅い2度熱傷は深い2度熱傷に移行する事があるそうです。なので、数日間様子を見て、最終的にどれぐらい治ったかで傷跡が残るかどうかが判断されます。

応急処置

応急処置に入るのですが、小さいの子の場合、全身麻酔をしての治療になります。

『お母さん、こちらへ』と麻酔科に呼ばれ、処置室に横になる娘の隣に行くと、
『これから睡眠麻酔のマスクを当てます。お子さんが不安にならないように、そばにいてあげてください。すぐに眠りにつきますが、その際、目が痙攣するように見えるかもしれません。でも心配ありませんので、眠りについたらおでこにキスをしてあげてから、部屋の外へ出てくださいね。』

娘は処置室に移動する前に打たれた安定剤で、おとなしく、頭がぼーっとしているのか、視点もあまり合っていないような状態でした。

『Kちゃん、いっぱい痛かったね。頑張ってるね。もう少しだよ。ママ待ってるからね。』と声をかけると同時に麻酔が入り、ゆっくり静かに目をつぶる娘にキスをして、涙で霞む視界の中、部屋の外へ向かいました。

6時間もの間、痛みと飲食禁止という大人にも過酷な状況の中、必死に耐えようと頑張る娘の姿に、何もしてあげれない自分が情けなくて、悔しくて、ただただ、変わってあげたいと心から思っていました。

処置が終わり、まだ麻酔がきいて眠っていた娘が、目を覚まして落ち着いたのが午前5時すぎ。この日はそのまま家に帰り、数日経過を見ることに。

処方してもらった痛み止めが効いていたのか、翌日には何事もなかったかのように元気に遊ぶ娘の姿に一安心しました。

経過検診

応急処置から数日後の経過健診。この日は娘の火傷の状態が浅達性2度熱傷(浅いもの)か、深達性2度熱傷(深いもの)が分かる日でもありました。

応急処置を受けてからは包帯を外せなかったので、私たちは傷跡も見ることができず、火傷が今どういう状態なのか、全く把握できていませんでした。


もし火傷が進行して深いものになっていれば、その部分の皮膚は再生しないので、身体の他の部分から皮膚を移植する手術(植皮術)が必要となり、入院治療になるとの説明を受けていました。そして娘は2度目の麻酔を打たれ、検診室へ運ばれていきました。

どうか深くなっていませんように。傷跡が残りませんように。

と祈り続けていました。

そして、診断結果・・・

確認してきたのですが、腹部の火傷は幸い、浅いもので、少し色素沈着が見られる可能性もありますが、自然に治癒するでしょう。

でも残念ながら、左腕の火傷は深く進行していて、皮膚が再生できない状態です。なので、移植手術が必要になります。

その瞬間、頭が真っ白になって、先生の話があまり入ってこなくなると同時に、浮かんだのは傷跡が残った娘の腕。愕然として、守れなかった悔しさにまた涙が浮かんできました。それを見た先生は、

辛いですね。でも不幸中の幸いで、娘さんの火傷は、前腕と上腕の2箇所に綺麗に分かれています。もし腕を曲げる部分にも火傷を負っていたら、今後腕の曲げ伸ばしが不自由になる所でした。

気になる傷跡ですが、残念ながら多少残ってしまいます。だけど、最近の手術ではかなり綺麗に治せますよ。

と、続けてくれました。娘にはかわいそうで、申し訳なくて、こんな幼い子にどう説明すればいいんだろうと、かける言葉も見つかりませんでした。

大人の場合は太ももの皮膚を移植する事が多いのですが、その際、太ももにも傷跡が残る可能性があるので、子供の場合は頭の皮膚を移植します。髪の毛はまた綺麗に自然に生えてくるので心配はないですよ。

との説明を受け、入院の準備に入りました。娘には、『お手手痛いした所を、先生がちゃんと治してくれるって。お家が遠いから、治るまで今日からママとこのお部屋でお泊りしようね。』と伝えました。

娘は同年代の子供達と遊ぶのが大好きで、同じくらいの歳の子たちと同室になった事で安心したのか、嫌がる事もなく入院を受け入れました。

後編終わり
移植手術・完了編につづく〜

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